Power BIで、折れ線グラフを作ってみる-1
ggplot2で折れ線グラフを作成した時と、同じデータセットを使って、
Power BIで、どのような折れ線グラフが作れるかを試します。
mukkujohn.hatenablog.com
折れ線グラフ
データはこちらR: Biochemical Oxygen Demandを使います。
> head(BOD) Time demand 1 1 8.3 2 2 10.3 3 3 19.0 4 4 16.0 5 5 15.6 6 7 19.8 > str(BOD) 'data.frame': 6 obs. of 2 variables: $ Time : num 1 2 3 4 5 7 $ demand: num 8.3 10.3 19 16 15.6 19.8 - attr(*, "reference")= chr "A1.4, p. 270"
x軸にTimeを、y軸にdemandをマッピングします。
Time=6のデータは無いのに、表示されているので、
棒グラフと同様に、デフォルトで、x軸は連続値として扱われています。
書式 -> X軸 -> 型で、カテゴリを選ぶことで、離散値になります。
y軸の開始と終了の値は、データの値により自動で設定されますが、
使う側が指定することもできます。
線の色と、y軸の開始値/終了値を変更しています。
点をもつ折れ線グラフ
Power BIではできません。
ただ、データポイントをフォーカスすると、点が出てきます。
複数の線の折れ線グラフ
データはこちらR: The Effect of Vitamin C on Tooth Growth in Guinea Pigsを加工して使います。
加工の内容は、過去記事と同じです。
> head(tg) supp dose length 1 OJ 0.5 13.23 2 OJ 1.0 22.70 3 OJ 2.0 26.06 4 VC 0.5 7.98 5 VC 1.0 16.77 6 VC 2.0 26.14 > str(tg) 'data.frame': 6 obs. of 3 variables: $ supp : Factor w/ 2 levels "OJ","VC": 1 1 1 2 2 2 $ dose : num 0.5 1 2 0.5 1 2 $ length: num 13.23 22.7 26.06 7.98 16.77 ...
x軸にdoes列を、y軸にlengthの平均値をマッピングし、
suppごとに折れ線を作ります。
変更できる書式は、凡例の位置と、線ごとの色くらいです。
ggplot2と比べると、データポイントを目立たせることはできませんし、
線の太さや種類を変えられません。
ただ、グループの指定忘れで、ギザギザ線になることはありません。
網掛け領域付きの折れ線グラフ
データはこちらR: Yearly Sunspot Data, 1700-1988を使います。
過去記事と同じ加工を行っています。
> head(sunspotyear) Year Sunspots 1 1700 5 2 1701 11 3 1702 16 4 1703 23 5 1704 36 6 1705 58 > str(sunspotyear) 'data.frame': 289 obs. of 2 variables: $ Year : num 1700 1701 1702 1703 1704 ... $ Sunspots: num 5 11 16 23 36 58 29 20 10 8 ...
x軸にYearを、y軸にSunspotsをマッピングし、面グラフを選択します。
変更できる書式は、塗りつぶし色とデータラベルを付ける くらいです。
ggplot2と比較して、変更できる書式は少ないですが、
輪郭線がないのが良いですね。
ggplot2だと、輪郭線が出ないようにする手間がありました。
次回は、Power BIで積み上げ面グラフを作ってみます。