Power BI Desktop 10月アップデートの内容-1
10月31日に発表されてましたので、試してみました。
powerbi.microsoft.com
(デモとかで使う準備があったので、更新するの控えてました。)
日付型のスライサー
日付型に設定したフィールドを、スライサーにマッピングする事で使えます。
スライサー | データ型 |
---|---|
期間や、~以降、~以前で指定する事ができます。
- 11/1~11/5
- 11/2~
- ~11/4
11/2~11/4の期間を指定してます。
11/2以降を指定してます。
グリッド線(プレビュー)
ページにグリッド線を表示させる事ができます。
グラフを配置する際の手助けですね。
こちらは、編集しているpbixファイル内の全てのページに有効になります。
設定はこちらから。
プレビュー機能ですので、オプションで有効にする必要があります。
有効にするためには、「ファイル」→「オプションと設定」→「オプション」と進み、
「プレビュー機能」→「グリッド線とグリッドにスナップ」をチェックします。
データラベル
データラベルの表示位置が変更できるようになりました。
積上棒グラフです。方向は指定できず、位置の指定になります。
積上棒グラフ | データラベルのプロパティ |
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集合棒グラフです。方向と位置の両方が指定できます。
集合棒グラフ | データラベルのプロパティ(方向) | データラベルのプロパティ(位置) |
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マップグラフ
マップグラフの書式で、バブルサイズを変更できます。
バブルが小さくて微妙な時に使えますね。
0% | 50% | 100% |
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ズームインのオンオフが切り替えられるようになりました。
オフを指定すると、離れた地域を選択しても、ズームインしません。
沖縄県のみを選択中 | 沖縄県と北海道を選択中 |
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グループ
グループが、グラフ上から作成することができるようになりました。
すごい便利な機能です。
この都道府県ごとの面積(㎢)のグラフをベースに作成していきます。
データ | マッピング |
---|---|
グループを作成するためには、グラフ上で右クリックして、グループを選択します。
グループを選択すると、自動でグルーピングされます。
北海道とそれ以外でグループが作成されています。
フィールドリストや、グラフの凡例にも
作成されたグループが設定されています。
データ | マッピング |
---|---|
自動で作成されたグループを編集するには、
フィールドを選択するか、凡例にマッピングされているグループを選択し、
グループの編集を選択します。
グループの編集画面が開きます。
地域ごとに分けてみました。
日本の地域 - Wikipedia
作ったグループが良くなかったですね。もっと自由に作ればよかった・・・
ただ、作ったグループフィールドは、使いまわしができます。
スライサーや、軸にマッピングしてみました。
ビン
ビン詰めですね。ggplot2を使って、ヒストグラムを作成した時と同じ
R: Motor Trend Car Road Testsデータを使っていきます。
mukkujohn.hatenablog.com
上段のグラフは、mpgごとのデータの個数です。
下段のグラフは、データポイントを10個ごとにビン詰したデータの個数です。
ビン詰めのフィールドの作成方法はグループの作成方法と同じです。
フィールドリストから、ビン詰めするフィールドを選択して、グループを選択します。
ビンのサイズと、ビン詰めされたフィールドの名前を入力します。
Top N フィルター
フィルターに新しい種類が増えました。
「~の上位10だけ」とか「~の下位5だけ」の見せ方しますよね。
こちらの3つのグラフは、TopNフィルターを指定しています。
左 | 中 | 右 |
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指定なし |
次回は、データポイントの除外やRのカスタムビジュアルを
扱います。