Power BI Desktop 1月アップデートの内容
Power BI DesktopのUpdateがされたので、試してみました。
どうやら、今年から月末アップデートではなく、
月初めくらいのアップデートになったみたいです。
レポート
レポート部分でのアップデートは4つです。
- 列見出しのワードラップ
- ブランク時の条件付き書式
- 最も古い日付や最近の日付での集計
- モバイルレポートのGA
列見出しのワードラップ
テーブルコントロールの列見出しにワードラップ機能が追加されました。
機能を有効にしておくと、勝手に折り返してくれます。
機能を無効 | 機能を有効 |
---|---|
ワードラップ機能を有効にするには、書式タブ -> 列見出し -> 右端での折り返し です。
ブランク時の条件付き書式
テーブルコントロールや、マトリックスコントロールの行列内で
空白の値がある場合に、条件付き書式が設定できるようになりました。
設定なし | 設定あり |
---|---|
機能を使うには、フィールド -> 設定するフィールド(列)の▽ -> 条件付き書式 です。
条件付き書式のダイアログの右側で、空白の値に対する書式を設定できます。
最も古い日付や最近の日付での集計
日付型の最近や最遅で集計が選択できるようになりました。RFM分析がしやすくなったかな?
(テキスト型も選択できるようになってますが、どんな時にうれしい機能なのかさっぱり?)
こんな感じです。
機能を使うには、フィールド -> 設定するフィールド(列)の▽ です。
データコネクタ
1個増えて、1個は機能追加ですね。
- Visual Studio Team Service
- SQL Server フェールオーバー サポート
Visual Studio Team Service
これ、実際に使う人がいるから増えたんでしょうが、
VSTS上で、クエリから作成する可視化機能で十分な気がしなくもないです。
タスクやバックログの確認を、Power BI側でするシーンが分からないです。
選択すると、まだ開発中ですと。
続行すると、アカウントやプロジェクトの情報を求められます。
SQL Server フェールオーバー サポート
あれ? 今まで無かったってことは、
フェールオーバーするとデータ更新できなくなったんでしょうか。
接続のダイアログを確認すると、一番下にチェックボックスが増えています。
クエリ編集
SQL Databaseに対して、DirectQueryモードでレポート作っていると
クエリ編集しないんですよね。
機能追加は1個です。
- Nested Listの展開
Nested Listの展開
これのコメント欄で質問している方がいたので助かりました。
powerbi.microsoft.com
ODataに対して使う時はあるけど、なかなか出会わないなぁ。
1つのフィールドで、こんな形式になっているデータです。
{ {1,{0,1}}, {2,{0,1,2}}, {3,{0,1,2,3} }
上の形式のデータを、クエリ編集の列見出しから、簡単に展開できるようになりました。
展開を選びます。
そうすると、リストの最初のデータが展開されます。
さらに、特定の文字で、リスト内の値を抽出できます。
カンマで抽出します。
こんな感じですね。
新年明け初回のアップデートは、量があまり無かったですね。